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思い出~富士子3とチニタ、エルツ

富士子の4匹の子猫。オスは1匹、残りはメスでした。
オスだけ私が名前をつけ、うち3匹は私の友達が名付け親となりました。
子猫の名前は、チニタ(オス)、そしてエリー(湖の名から)、オーデル(河の名から)、エルツ(山の名から)となりました。

チニタ。
名前は大好きだった「キタキツネ物語」という映画から付けました。(知っている人、いるかしら?)
チニタは確か眼の見えない子ギツネだったけど、その真っ黒で純粋な瞳が好きだったのです。
Image0106.jpg
左に頭が見えるのはエリー。

兄弟が棲家にある塩ビパイプに隠れるとき、真っ先に先導していたのがチニタです。エリーは一番後ろから誘導する役でした。
Image0107.jpg

チニタはこのくらい小さいときにまるで神隠しにあったように居なくなってしまいました。
母が言うには誰かが持っていってしまったのではないかと。
その頃、うちの前を何回か通っている父娘がいて、チニタをかわいい、かわいいと言っていたそうです。
野良猫と思ったのでしょうか。


散らかってしかもブレブレ写真だけど八ワレのエルツ、右はオーデル。
Image0105.jpg

エルツはこのあと、叔母の家にもらわれていきました。後に口元のチョビ黒から「チャップ」という名になり、かわいがられて育ちました。

富士子の子猫たちが我が家に来るようになって、オヤブン世代はうちを出て行てしまいました。仕方ありません。
猫には猫社会の、人間の都合ではなんともできないルールがあるのだと思います。

そして富士子、エリー、オーデル、そして富士子が育てた野良猫の子、ひとみちゃんが家の猫となり、オヤブンの次の時代を築きました。

子猫たちが成猫になるまで一緒にいました。
Image0096_20100522182024.jpg

そして私が中学2年か3年の頃、富士子がうちの猫となって3年くらい経った頃でしょうか、我が家が改築することになりました。
戦後の頃に建てられた家だったし、私たち兄弟も大きくなったので部屋を増やすとともに補強もかねて改築することになったのです。

改築しながら家には住んでいたのですが、その頃からです。富士子の姿が見えなくなる日数が次第に増えていったのは・・・・。

心配になって何度も富士子の名を呼び、探しました。
初めの頃は遠くから「にゃ~!」と鳴いて戻ってきました。

しかし、戻ってくる間隔もあき始めました。数日が1週間となり・・2週間となり。
私には富士子が別の場所を探していることがわかっていました。でも、こんなに心のつながった猫はいなかったし、大好きな富士子と別れたくありません。必死で探しました。
その度に数日して戻ってくる富士子にホッとし、でも切ない気持ちが残りました。

Image0097.jpg

ある日、私は富士子を探すことをやめようと決めました。

富士子だって別れるのはつらいのだと思う。だから私が探し求めたら、富士子はますます私の声が届かない遠くに行かなければならなくなるかもしれない。

そして富士子がいなくなったと同時に、富士子の育てたひとみちゃんもいなくなりました。一緒についていったのかもしれません。

うちには富士子の子どもたち2匹が残されました。


・・・・・・それから数年後

夢を見ました。洗面所で鏡をみている私。
でも、鏡には自分の姿が映っていない。怖くなり母に「私が映っていない!」と告げるけど相手にしてもらえない。
その時、夢の中で自分の背後に何かとてつもない気配を感じ、大声で叫んだのです。
「誰かがここにいる!!!」

自分の声で目覚めた瞬間、真っ暗闇にゴォーーーッとトンネルの中をくぐるような音が駆け巡り、金縛りに遭いました。

「ああ、富士子が死んだんだ・・・」
そう直感しました。

私のお腹の上には箱座りしている猫の重さが・・・・。

富士子が来ている。事故にあったのかな・・・。
あいさつにきたんだね・・・・。

怖くはありませんでした。

そのうち、フッと金縛りがほどけ、お腹の重みも消えました。
家の猫が乗ってるのかとも思ったけど、私の部屋に猫たちはいませんでした。

もしかしたら富士子が死んだなんて、私の勝手な思い違いかもしれない。

とにかくあれからもう20年以上経った今、富士子は生きていないのは確かだけど、富士子はいつでも私のそばにいると感じるのです。


富士子の話はこれでおしまい。
次回は、そんな富士子の娘、オーデルの話です。
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テーマ : 猫のいる生活
ジャンル : ペット

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↓を読んで、ああ、やっぱり富士子さんは、母さんを信頼していたんだなぁ・・。。。イラストも素敵だわ。とそこまで読んで、バタバタ家事をしている間に更新されてたわ^^;;;

富士子さんと母さんの間には、確かな絆が出来てたんですね。
チニタちゃんは、きっとその親子が、可愛がってくれているんでしょう。
で、富士子さんは、きっと今も、母さんを見守り続けていてくれてると、思います。
離れていても、ちゃんとお別れを感じれて・・・それは、今となっては、素敵な永遠の絆になっているんですもの。
心の中が、シーンとした、厳粛な気持ちで読ませて頂きました。どうも、ありがとう。。。

こんばんは

そうだね。
母さんの思いはちゃんと富士子が知ってるよ。
昔と今は育て方も違うからね。
自由に生きて、死に場所も死ぬ時も自分が決めれたんだから。
それでよかったんだよ。
そして、ちゃんと挨拶に来たんだよ。
ね、富士子。

☆ほんなさん
富士子とはホントに心で通じるものがあった。私が落ち込んでるときは黙ってそばにいてくれたし、たくさんの思い出があります。今は時々、夢の中で会います。
こういった動物たちとの絆が今の自分につながっていると思うし、常に感謝の気持ちです。

☆クリちゃん
うん、いまと昔はだいぶ猫たちのスタイルも変わったね。陸花を飼ったとき、初めての完全室内飼いにはずいぶん抵抗がありました。
ある意味、自由じゃないよね。

富士子は利口だし、ちゃんと居場所を見つけたんだと思う。慎重な子だから。

自然に任せるのが一番いい方法なんだよね。お別れはどんな形であれ引き止めるほうが不幸な気がします。

所詮ケモノなんだからって言われるけど
喋らないケモノだからこそ通じ合うものがあるのよね
富士子と母の間には、きっと深い絆があったのね

今さらだけどリンク貰っていくね
プロフィール

陸花の母

Author:陸花の母
2004年4月生まれの兄妹。
茶トラ:甘ったれなおっちゃん猫「陸」(♂)。
黒ミケ:超内弁慶なおてんば猫「花」(♀)。

陸花の木
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